幸せな人生に近づく日々の生活(pradosurf’s blog)

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根拠ある効果的なストレス軽減方法を見つける方法

現在、日本においては、ストレス社会と呼ばれ、キラーストレスと呼ばれ、ストレスが死因になるとの報道がなされたている。

ストレスといっても様々なストレスがある。

 

色々調べてみると、もともとはストレス、ストレッサーという用語は物理学からと言われている。その後、医学へ、そして心理学などの様々な学問で用いられるようになったようである。

 

わたしたちが日常の中で、「めっちゃストレスがある」などというような感覚は、どちらかというと心理学的側面から捉えたストレスではないだろうか?

 

人と環境の間の様々な軋轢によって生じる負荷がストレスであると考えられる。

このあたりの詳細の情報は、ラザルスの著書等で入手できる。

 

ストレスを感じるかどうかは、人それぞれの主観的要素が強く、その人の認知による評価が大きい。

例えば職場で、上司から何か言われた場合、「すごくストレスを感じる」と認知する人もいれば、「そんなことあったっけ」と評価しているケースもある。

つまり、ストレスの認識は、個人差が非常に大きい。

個人差が大きいということは、そのストレスへの対処方法も異なる可能性がある。

Aさんにとっては、ストレス軽減策になっても、Bさんにとっては効果は感じられないことも少なくない。

 

ストレス社会をうまくすり抜けるためには、様々なストレス軽減方法から、いかにして自分にあった方法を見つけ、それらを組み合わせた、自分自身用にカスタマイズしたストレスの軽減策を用意しておくことが重要ではないだろうか。

 

では、どうやって、ストレス軽減に効果的な方法を効率よく見つけるのか。

その一つに査読付論文がある。

論文には、他者の審査・チェックを受けた査読付論文、それらを受けていない査読無し論文の2種類が主にある。

前者の査読付論文は、主に学会の学術誌に掲載されている。投稿された論文を、第三者が複数名でチェックし、論文の妥当性を一定の客観的基準を持って審査され、何度か修正指示等を受け、加筆修正され、論文の精度が高まることになる。

 

一方、は、出版社の編集者のチェックは受けるが、その内容の科学的妥当性を評価することは専門家や研究者でければ困難であるため、その内容の客観性が担保されているかどうかは、疑問が生じる。

 

そのため、私は、効果的なストレス対策を調べる際には、学会の論文から探すことにしている。

幸い学会の査読を受けた論文は、国立情報学研究所の論文等の検索サイトであるCiNii(サイニィ)、google scholer(グーグルスカラー)で、検索するとすぐに調べることができる。さらに、無料で公開されている論文も少なくない。

例えば、「ストレス、軽減」等とそれらのサイトで検索し、ヒットした論文で、無料で公開されている論文を見つけ、すべてを読むのは大変なのでその論文の概要(抄録:サマリー)を読むと、大まかに効果的なストレス軽減方法を把握することができる。

是非、試してほしい。

 

パソコン一つ、スマホ一つで、ネットにつながりさえすれば、根拠のある一定の客観性が担保されたストレス軽減方法について、無料で調べることができるのだから、すごい時代である。

でもストレス社会、なんか矛盾する。

情報にはアクセスしやすくても、それにアクセスする方法がうまく広報されていないのかもしれない。

あるいは、ストレス状態が過多の状態では、精神的に余力を意欲もなくなり、アクセスすらしにくい状況なのかもしれない。

 

1人でも多くの人が、それらの方法を参考にし、自分にあったかストレス軽減策を発見することで、「仕事に行きたくない」「学校にいきたくない」等の気持ちの背景にあるストレスが軽減できることを切に願う。

ストレスにうまく対処することが、「幸福な生活」の第一歩ではないだろうか。